お知らせ
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第113回 宗議会報告 |
- 2011/06/27
- 第113回通常宗議会速報
震災対策補正予算は 22億円
平成23年6月20日から23日までの4日間にわたり、第113回通常宗議会が招集され、平成23年度補正予算案、宗制規程制定及び一部変更案等の議案8件、平成22年度曹洞宗一般会計歳入歳出決算等の承認案件19本他が審議され、可決決定されました。 例年通りであれば6月の通常宗議会は前年度の決算を中心とする議会ですが、今次議会では、東日本大震災に伴う災害対策特別会計をはじめとする補正予算案、宗制規程制定や規程変更案が重要な議案として上程されました。
●平成22年度 曹洞宗一般会計歳入歳出決算 歳 入 49億9355万2867円 歳入決算額 歳 出 45億8800万4416円 歳出決算額 ( 内 訳 ) 42億3500万4416円 経常部歳出決算額 3億5300万0000円 臨時部歳出決算額 歳入歳出決算差引残額 4億0554万8451円 平成23年度準備資金に編入
●平成23年度 曹洞宗一般会計歳入歳出補正予算 2月議会時の歳入歳出予算 50億8130万3000円 (歳入・歳出補正額) ▲8086万0000円(※次ページ参照)
歳入歳出補正予算総額 50億0044万3000円 ( 内 訳 ) 46億8434万1000円 経常部歳出予算額 3億1610万2000円 臨時部歳出予算額
●宗制の主な変更 規程制定 【制定】東日本大震災の被災状況に鑑み、被災地域に所在する寺院を「指定寺院」とし、申請書類及び登録印鑑の取扱いの特例措置に関し、指定寺院適用届等、必要事項を定める。※平成24年3月31日まで 宗制様式の取扱いに関する規程中一部変更 【新設】登録印鑑を押印しなければならない宗制様式に関する規程を新設し、それに伴なう宗制様式の別表を制定。 災害復興対策資金貸付規程中一部変更 【変更】東日本大震災の被災状況に鑑み、特例措置により貸付限度額を3000万円から5000万円にの増額することができるよう変更。
○一般会計歳入・歳出補正額 ▲8086万円について ・歳入では、東日本大震災により被災したと思われる指定寺院313カ寺分の宗費(賦課金)納入額8839万円、梅花大会中止により返却した申込金が4590万円、合わせて1億3429万円の減。プラスとしては準備資金からの受入金を、既定予算2億7471万円から補正予算3億2814万円と5343万円増額し、合計で−8086万円となった。 ・歳出で、経常部の主な支出は、既定予算1億円の災害対策特別会計補助費を3億642万2千円にし、2億642万2千円を増額したのが主な支出。支出減額の主なものは議員歳費3ヶ月分30万円を72名全員が受取らず2160万円の減。全国大会中止により梅花大会費5262万円が減。宗門護持会管区集会開催中止により約4千万円の減額などであった。臨時部で増えた支出は東日本大震災東北福祉大学特別支援金として5000万円が増。支出減額としては、大本山總持寺の晋山式と管長就任式の自粛縮小により1500万円が減。總持寺祖院復興支援金(1億5千万円×10年賦)の支出執行を2年間停止し、平成30年・31年度に繰延支出することにより本年度は約1億5千万円が減額などであった。 ○災害対策特別会計補正予算について 既定予算 8億7438万0000円(2月宗議会時) 歳入補正後予算 21億9030万1000円 ○ 補正額 13億1592万1000円 (内訳) 2億0642万2000円 一般会計受入 7億0950万0000円 保険金収入 3億9999万9000円 統合資金受入 歳出補正後予算 21億9030万1000円 ○ 救援活動費 2億円 ・避難所支援(30万円×40カ寺)※義援金からは20万円 ・プレハブ(30棟予定) ・ 放射線測定器(162個) ・ ボランティア保険1200万円 ・全曹青補助1000万円 ・特大三尊仏 ○ 見舞金 12億円 ・ 1口30万円×3口、土木構造物50万円、合計最大で140万円 ・ 檀信徒見舞金(上限)2万円×1万世帯、5千円×5千世帯 合計2億2500万円 ○ 災害見舞品 2500万円 ・タオル1万本 ・線香4千箱 ・三尊仏1万セット ・見舞状 ○ 貸付金 5億5000万円(5千万円上限) ○ 保険料 1億1500万円 ○ 事務費 30万円 ○ 統合資金繰入 1千円 ○ 繰越金 1億0000万円 |
「花に願を」 |
- 2011/06/25
- 福島県で復興プロジェクトチーム
「花に願いを」運動始まる
ひまわり・菜の花などの種を無料進呈 2000万本を目標 問い合せ先・事務局 福島市山口字寺屋敷4 常円寺電話024-533-2829 HP http://hananinegaiwo.jp |
放射線被爆について |
- 2011/04/28
- 放射線被曝についての風評被害等に関するメッセージ
「正見」 正しい智恵をもって生活しましょう 東京電力福島第一原子力発電所の事故による風評被害が拡大しております。福島県より避難した子供たちへのいじめや差別、福島県ナンバーの車への給油拒否、避難された方に対する宿泊拒否、また福島県産の野菜や魚などを買い控えるなどさまざまな被害が報道されております。
お釈迦様の教えに八正道があります。仏教者が生きて行くための8つの大切な教えの事です。これら8つは個別なものではなく、相互に密接に関係しあいながら、統合され正しい生き方につながります。なかでも、正しい見解や正しい信仰を持つための「正見(しょうけん)」、は仏教者として思考や行動の基準となるものです。
現地から避難した子どもたちの中には「放射能がウツル」などと言われ、いじめられるといった事例なども報告されておりますが、被爆に関する科学的、客観的な事実をしっかり理解し、冷静に受け止めるならば、このようないじめや差別はいわれのない誤りと誰しもが気付くはずです。また、差別や偏見を受ける方々の苦しみを正しく感じ、受け止めたとき、私たちの行動は自ずと変化するものでしょう。 正しい知識に基づき、冷静に行動すること、そして震災に苦しむ方々の心を正しく見つめ、受け止めること。それが今、私たちに求められているのです。 <曹洞宗禅ネットより転載> |
原発事故と風評被害について |
- 2011/04/28
- 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて
短期間被ばくの致死線量
シーベルトとは「ある期間に被ばくした量の合計」をあらわす単位であり、1時間その場所で過ごした人が1シーベルト「被ばく」することになるという状態が「1シーベルト毎時(Sv/h)」です。 1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv) 人間は地球上のどこに住んでいても常に放射線を浴びています。世界で平均すると、人体は年間およそ2.4ミリシーベルトの自然放射線に常にさらされています。放射線を短期間(約1時間)に全身被ばくした場合の致死線量は、5%致死線量(被ばくした人の20人に1人が死に至る線量)が2000ミリシーベルト、50%致死線量が4000ミリシーベルト、100%致死線量が7000ミリシーベルトと言われ、200ミリシーベルト以下の被ばくでは、急性の臨床的症状は認められないとされています。 普通に生活していて1年間に吸収する放射線量の1000倍の量を1時間で吸収すると、20人に1人が亡くなる程度の危険性ということです。1シーベルトだと吐き気を感じる、2〜5シーベルトで頭髪が抜ける、3シーベルトを超えると30日以内に50%の人が亡くなる、とも言われます。「2.4ミリシーベルト毎時」であれば、普通に過ごしていて1年間に浴びる放射線量を1時間で浴びる、というレベルです。
大量の放射線は人体に有害ですが、微量なら人体に影響はありません。万一の場合を考えて、できる限りの対策を取ることは重要ですが、関東などに住んでいる人は「マイクロシーベルト」というのはとても小さな単位であるということを心にとめて、むやみに焦って行動しパニック状態におちいらないよう気をつけたいものです。
放射線被ばくと健康への影響の関係 100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)を超えるとガンになる人が増加するとされています。「ガンになる人が増加」と聞くとドキッとするかもしれませんが、すべての人が高い確率でガンになるというわけではなく、発がんリスクが高まるという意味です。
「発がんリスクが高まる」と言っても、例えばいわゆる「発がん物質」というものを習慣的に摂取してもすべての人が発がんするわけではない、喫煙者の全員が肺がんとなるわけでなく、肺がんとなった人の全員が死亡するわけではないということを思い出して、必要以上に不安にならないようにしてください。
ベクレル(Bq)をシーベルト(Sv)に換算 ベクレルは1秒当たりで定義されている単位ですが、換算されたシーベルト値は体内に取り込んだ放射性物質が体内に存在している間に人体に影響を及ぼすと思われる線量。 例えば、ホウレンソウ1kgにヨウ素131が2000ベクレルあるとすと。 ベクレルの値にヨウ素131の実効線量係数(経口摂取の場合) 2.2×10-8 をかける。 2000 Bq/kg × 2.2×10-8 Sv/Bq = 0.000044 Sv/kg(Sv/kg は 1kg当たりのシーベルト)となる。これをミリシーベルト(mSv/kg) や マイクロシーベルト(μSv/kg) で表すと次のようになります。 0.000044 Sv/kg = 0.044 mSv/kg = 44 μSv/kg
なお、摂取した放射性物質は時間とともに減少します。ヨウ素131の半減期は8日とされており、8日後には1/2、16日後には1/4に減少して行きます。 |
東日本大震災発生に関して |
- 2011/04/04
- 宗令発行
下記の県について次の内容による宗令が発せられましたのでお知らせします。
発令 平成23年4月4日 該当県 栃木県 茨城県 千葉県 福島県 宮城県 岩手県 青森県 宗令 概要 @宗費納入について 宗費等の納入告知は例年4月1日付けで行なわれますが、該当県の宗務所管内の寺院の宗費告知は、改めて通知するまで延期となりました。
A教区長選挙 5月10日満了に伴う「教区長改選」は実施困難な場合は、現教区長を事務取扱とするなどの臨時の措置がとられました。 以上
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宗議会議員選挙の結果 |
- 2011/04/01
- 第32区 の大本山総持寺系宗議会議員補欠選挙は
当選日 23年3月16日 当選人 北海道 第195番 定光寺住職 大道光肇師 と確定しました。 |
大本山総持寺様の晋山式 |
- 2011/04/01
- お知らせ
大本山総持寺 退董式 晋山式について 大道禅師様 江川禅師様は 今回の大震災を深くご考慮され、それぞれの行事を簡素に執行されるようにご指示されました。 4月17日(日) 大本山総持寺 江川禅師様晋山式 参列者は 曹洞宗責任役員 審事院院長・副院長 審事及び監事 宗議会議員 曹洞宗宗務庁課長 となりました。 なお、退董式 は 前日挙行されます。 管長就任式 は 6月20日 曹洞宗宗務庁で行なわれます。 |
大本山総持寺晋山式 |
- 2011/04/01
- 大本山総持寺様の江川辰三禅師の晋山式は次のように執り行われます。
4月17日(日) 午前8時30分 三門阿多のご到着 同 9時10分 仏殿 ご上殿 同 9時40分 大祖堂 ご上殿 同10時30分 晋山開堂列上殿 同11時10分 上堂 同12時30分 東北地方太平洋沖地震被災物故者追悼法要 同13時30分 設斎
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宗議会閉会 |
- 2011/02/25
- 第112回通常宗議会 審議をおえて閉会
今議会では、23年度予算案審議とともに、宗制変更案の中で、副貫首選挙法の一部変更案が焦点とされていました。 特に副貫首選挙は、有道会議員総会では、反対意見も出されて協議いたしましたが、最終的には根拠のある提案とされ、党議拘束をかけず議員の判断を認めることとして大筋で了解いたしました。 内局からは「選挙規程第1条にある、永平寺及び總持寺を両大本山とし、宗団の和平と興隆を念願する曹洞宗宗憲の精神に則ることにあり、挙宗一致の立場を堅持したい」「禅師のご慈慮、当該本山のご意向も反映させたい」「現行規定の推薦人2人とは、本来両大本山の監院を想定し規定した選挙法である」等の説明がありました。 選挙法改正案は、第1特別委員会に付託され慎重審議の結果、最終日の委員長報告により可決決定されました。 |
第112回 通常宗議会 開催中 |
- 2011/02/24
- 第112回通常宗議会速報 開催中
平成23年2月21日から25日までの会期5日間の予定で、通常宗議会が招集され、平成23年度曹洞宗一般会計歳入歳出予算、宗制変更などの案件が提出され慎重な審議が続いています。
23年度予算案関係 ●級階賦課金 1点161円 (22年度と同額) ●平成23年度 曹洞宗一般会計歳入歳出予算 歳 入 50億8130万3000円 歳 出 50億8130万3000円 ※ 歳入歳出ともに前年度比 1億2688万8000円増 (内 訳) 46億3120万3000円 歳出経常部総額 ※前年度比 2978万8000円増 4億5010万0000円 歳出臨時部総額 ※前年度比 9710万円増
○予算歳出臨時部 の内容 大本山総持寺晋山式(法定聚会)関連経費を計上 峨山紹碩禅師650回大遠忌に向けて 企画委員会に専門部会を設置 「宗門の未来像を構想する専門部会」
・管長就任式費として1460万円 ・大本山總持寺貫首普山式祝賀として1500万円 ・大本山總持寺貫首普山式法定聚会旅費1400万円 ・峨山紹碩禅師650回大遠忌香資として1億5000万円(5年賦) ・曹洞宗企画委員会専門部会費として1000万円 ・曹洞宗宗勢総合調査費として1900万円 ・全国曹洞宗青年会補助費(全日仏青関係)として500万円 (2年賦) ・大蔵経テキストデータベース事業支援補助費として600万円 ・国際シンポジウム開催補助費として200万円 ・シャンティ国際ボランティア会設立30周年記念事業補助費として100万円 ・駒澤大学特別振興補助費として1億円 ・大本山總持寺祖院災害復興支援負担金として1億5000万円(総額15億円 第4年度分) ・駒澤大学竹友寮建設補助費として5000万円(総額4億円 第5年度分) ・世田谷学園特別振興補助費として4000万円(総額2億円 第5年度分)
●宗制の主な変更 副貫首選挙選挙 規程変更を提案
○曹洞宗寺院規程中一部変更 寺院規則変更承認申請書の添付書類の整備を図るため変更。 ○曹洞宗寺院住職任免規程中一部変更 管長猊下による特命手続きの義財の取り扱いに関し、納付などについての整備、並びに、後任候補登録者の失格事由の変更。 ○曹洞宗宗務所規程中一部変更 事務所の所在地を事実上定置化している宗務所がある実情に即し変更。 ○曹洞宗選挙規程中一部変更 副貫首選挙候補者の立候補条件を「選挙人2人以上の推薦を得なければならない」から、「当該大本山の責任役員・干与者の3分の1以上の推薦を得なければならない」と変更。 ○曹洞宗僧侶分限規程中一部変更 僧階の昇等についての申請手続きを明確にするための変更。 ○曹洞宗経歴審査会規程中一部変更 経歴審査の申請方法の明確化を図るための変更。 ○曹洞宗財務規程中一部変更 新設寺院等、臨時の査定手続きの明確化を図るため、字句を整理。 ○曹洞宗教化センター規程中一部変更 教化センター布教師任命条件を「1等教師以上の教師」から「令命2等布教師以上の布教師等級を有する1等教師以上の教師」と変更。 ○曹洞宗宗務庁文書及び公印規程中一部変更 宗教法人「曹洞宗」代表役員の法務局登録印新調にあたり変更。 |
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